発表やスピーチなど、人前に立つ機会は誰にでも訪れ、生活の中で緊張する場面は必ずあると思います。
緊張すると声が震えたり、頭が真っ白になったりと良いことは1つもありません。
私は小さい頃から人に注目されるのが苦手で、人前で発表する時は必ず緊張してしまう極度のあがり症でした。
そんな私もついに社会人となり、徐々に人前で話す機会もさらに増えてきました。
極度なあがり症である私が、緊張しないようにするためにはどうすれば良いかを考え、試行錯誤した結果を紹介していきます。
まず先に結論からお話させて頂きますと、
私が試行錯誤した結果としては、明日からすぐに緊張しなくなる方法というのはありませんでした…
ですが、長期的な目線で今後の将来に向けて、少しずつでも緊張の克服を目指したい方や緊張の度合いを少しでも軽減させていきたいと考えている方には、参考になるのではないかと思っています。
そんな方に、最後まで読んで頂ければ幸いです。
あがり症な私の人生
極度なあがり症である、
私のこれまでの人生を紹介します。
【小学生編】
・日直での1分間スピーチで、声と足が震える
・リコーダーの演奏テストで、
指が震えて穴をうまく塞げない
・黒板に答えを書く時に、
指が震えてうまく書けない
【中学生/高校生編】
・部活動の大会で、序盤は実力を発揮できない
【大学生編】
・手が震えるので、卒論の発表で指示棒を使わない
・手が震えるので、
卒論の発表でパソコンの資料がうまく開けない
・卒論発表時は、涙目&顔が赤くなる
・就活の面接の時に、目が充血する
【社会人編】
・とにかく自己紹介や発表の機会が多いので辛い
・有給も少ないし、仮病で逃げる事は出来ない…
【プライベート編】
・マッチングアプリで
初対面の女性と会うと、赤面&目が充血する
先に買っておいた映画チケットを、震えた手で渡す
・ビンゴ大会は、ビンゴしても隠す
ジャンケン大会は、
絶妙なタイミングで後出しをしてわざと負ける
(景品を貰いにいくために人前に行き、目立つのが嫌だから)
緊張しない方法の実践
そんな私は、片っ端から緊張しなくなる方法を試していきました。
・人という字を手に書いて飲み込む
→ 何の意味も無い。そもそもなぜ人なのか?(笑)
・周りの人を何かに例える (野菜とか)
→ 何の意味も無い。そんな想像力は発揮出来ない
・深呼吸する
→ 少し落ち着くが、鼓動の高鳴りは消えない
・とにかく練習して、自信をつける
→パフォーマンス自体は安定するが、
人前に立った際の緊張は消えない
このアプローチでは、緊張を完全に無くすことは出来ませんでした。
私は緊張の克服に向けて、緊張しない方法をひたすら調べて、実践を繰り返してきましたが、何かをしたからといって、すぐに緊張しなくなる方法は無いのではないか?
最終的に私の中で、この結論に至りました。
そもそも緊張自体は、誰もがするものだと思います。
大舞台で活躍するアスリートであっても、「緊張しました」と言っていたのを聞いたことがあります。
大切なのは緊張に支配される中で、いかに普段の自分を引き出せるかということです。
緊張を少しずつ克服するためのポイント
緊張を完全に無くすことは出来ませんでしたが、緊張に支配される中で、普段の自分を引き出す方法や少しずつ緊張を克服するためのポイントをまとめました。
【緊張する中で意識するポイント】
・緊張は必ずするから、無理に抑えようとしない
・自分が緊張していることを認める
・緊張しているなーと自分を客観的に見る
・とにかく自分のペースを大事にする
・焦らずにゆっくり堂々と行動する
【人前に立つ際の対策 ~ 発表の場など ~ 】
まずは、自分が緊張していることを自覚します。
そして、人前に立ったら意識的にひと呼吸おいて、全体を見渡します。
①緊張していると自覚する
↓
緊張の中で①が出来るようになる
①が出来たことが自信となり②に挑戦する
↓
②発表前にひと呼吸おいて自分の間で話す
↓
緊張の中で①と②が出来るようになる
①②が出来たことが自信となり③にも挑戦する
↓
③発表中に全体を見渡し、観察出来る余裕を持つ
緊張を抑えようとしても、緊張はしてしまうので、鼓動の高鳴りを感じながら、「俺は今、緊張しているなー」と自分を客観的に見ます。
緊張を認めて、自分の思考を持つことで、少し冷静になってくると思います。
そうすることで、緊張する中で少しずつ自分の意思を持てるようになり、その意思で行動出来るようになっていきます。
それがさらに自信へと繋がり、緊張する中で徐々に冷静に行動出来るようになっていきます。
※上記の①から③を参照
自分に自信が持てるようになると、緊張する場面も減っていき、緊張の程度も軽減されていくと思います。
【日頃から出来る小さな対策 ~ 心の筋トレ ~ 】
これは、メンタリストDaiGoさんの「一瞬でYESを引き出す心理戦略。」という本から学んだ、ある意味スパルタな心のトレーニングです。
「1日1回、今までの自分では絶対やらないことをやってみる」というものです。
もちろん法律や道徳、公共のマナーに反することをしてはいけないのは言うまでもありません。
そうではない日常生活の些細なことでいいから、人とは違うことをしてみるのです。
例えば、買い物で入ったコンビニで、レジの店員さんに「こんにちは!」と挨拶をしてみる。
出典元:一瞬でYESを引き出す心理戦略。 メンタリスト DaiGo 2013年8月1日発行 ダイヤモンド社
私が実際に実施したのは、
・接客の丁寧なレジの店員さんに、感謝を伝える
「凄く丁寧な接客をありがとうございました!」
・自分の探している商品の場所を、自分から店員さんに聞いてみる
・おすすめのメニューや商品を、自分から店員さんに聞いてみる
いろいろとありますが、私の場合はいろんな店で店員さんに実施することが多かったです。
仮に恥をかいても、店員さんであれば今後会わない可能性が高いので、まだメンタルを保てます。
知り合いだと、今後の関係性に影響するのが嫌だったので(笑)
最初はかなり緊張もあり、自分の中で大きなストレスを感じていました。
ですが、回数を重ねていくうちに慣れてきて、ストレスに感じることも少しずつ減ってきました。
この方法は、自らストレスをかけていくという辛い方法ですが、日常のいろんな場面で、緊張を軽減させるように心を鍛えたい方には、効果が大きい方法だと思います。
まとめ
私は手や声を震わせながら発表したりと、何度も辛い経験をしてきました。
人の前で失敗したくないという思いが強ければ強いほど、その思いに比例して緊張も強くなっていきます。
ですが緊張をしない方法は無く、大切なのは緊張した自分と向き合い、自分を冷静にコントロール出来るかです。
緊張していないように見える人でも、後で話を聞くと「実は緊張していた」ということがあります。
緊張していても堂々とする。
緊張とどう向き合うか、緊張した中でいかに普段の自分が出せるかどうか。
緊張に支配される事なく、
緊張の中に自分の考えを持つ。
完全では無いかもしれませんが、私は少しずつあがり症を克服しつつあります。
(もちろん未だに緊張はします…)
とても辛い緊張の場ではありますが、今後の自分のための大きな経験だと思って、緊張の中で何か1つでも自分の意思を持ったり、その意思による行動が出来れば、回数を重ねていくうちにそれが自信となり、少しずつ緊張に慣れていきます。
そして、徐々に緊張する状況が減っていくと思います。
ただ、人によって緊張の度合いは違い、緊張によるストレスが心身に影響を及ぼす場合もあるので、時には逃げることも大切であると私は思います。
逃げたくなる気持ちは分かります。
自分も小学生の頃は、発表などがある日に休んで、何回か逃げたことがあります。
無理をせずに、少しずつ緊張と向き合っていきましょう!
私の文章が拙いため、今まで試行錯誤してきた思いが、ちゃんと伝えられたのだろうかと不安ではありますが、(私はこれから文章力をもっと鍛えます、読みづらい場合は申し訳ありません…)
次の緊張する場面を迎える中で、この記事を読んだことによって、少しでもポジティブな気持ちになって頂ければ幸いです。